近年ではわんちゃんやねこちゃんはペットではなく、家族の一員と考えられることが増えてきました。そんな大切な家族には美味しいものを食べてもらいたい!より良いものを与えたい!というご家族の方も多くいらっしゃると思います。
しかしその反面、欲しがっていたのでついついあげてしまった…。落ちていたものを食べてしまった。など誤食の危険があることもしっかりと知ることがとても大切です。
そんな“大切な家族”のために知っておく、食べて良いもの・悪いものについてです。
☆当院に誤食で来院される子で多い食べ物
1、チョコレート
2、玉ねぎ(オムレツやハンバーグなど)
特に多いのがこの二つです。
- チョコレート…原料のカカオに含まれるテオブロミンが中毒を引き起こします。
誤食してしまうと脈が速くなり興奮状態となったり、多尿や下痢嘔吐などの消化器症状がおこります。重症化すると不整脈や痙攣を引き起こすこともあります。
- 玉ねぎ…玉ねぎに含まれるアリルプロピールジサルファイドに中毒を引き起こします。
赤血球が壊れ、重度の貧血がおこり、血尿や消化器症状、呼吸が速くなるような症状がおこります。
☆万が一誤食してしまったときは…
早めの処置が必要となりますので、すぐにご来院ください。
状態や食べた物の量によっては、吐かせる処置、下剤の投与、点滴による毒物の濃度を薄める処置を行う必要がある場合があります。
また、その他に食べ物以外の誤食もあります。
当院で見受けられる食べ物以外の誤食には布や糸、乾燥剤やビニールなどがあります。
おもちゃをかじりバラバラにしてしまったり、落ちているものをすぐ口にしてしまう子も多く見受けられ、これらは腸に詰まらせて閉塞を引き起こす危険性があります。
食欲の低下や元気がなくなったり、場合によっては吐かせる処置では間に合わず、内視鏡や
開腹して取り出す手術が必要となることがあり、大変危険です。

誤食を防ぐには…
誤食はお家の中だけではなく、お散歩中に拾い食いしてしまうケースも少なくありません。
お家のわんちゃんねこちゃんの行動をよく理解し、口に入れてしまうようなものは近くに置かないこと、お散歩中に何かを口にしてしまわないよう注意することが必要です。
万が一誤食をしてしまった際は、すぐに病院へご連絡をいただき、来院していただくようにお願いいたします。
よくある質問
Q.犬や猫が果物を食べても大丈夫ですか?
A.一部の果物は少量なら与えても問題ありませんが、ぶどうやレーズンは中毒を引き起こすため絶対に与えないでください。
リンゴやバナナなどは適量であれば問題ありませんが、必ず種や芯を除き、与えすぎないようにしましょう。
Q.誤食してからどれくらいの時間内に動物病院を受診すればよいですか?
A.誤食した場合は可能な限り早めに動物病院を受診してください。
毒物や異物は時間の経過とともに消化吸収が進んでしまい、治療の選択肢が限られてしまいます。
Q.猫や犬が誤食しやすい家庭内の日用品にはどんなものがありますか?
A.よく見られる誤食の対象として、ビニール袋、輪ゴムなどがあります。
これらは消化できずに腸閉塞を起こすこともあります。
日用品はペットの手が届かない場所にしまい、万が一飲み込んだ場合は早急にご相談ください。
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