【ケンネルコフ】仔犬の咳について

子犬の咳、放っておいて大丈夫?

おうちにお迎えして少し経ったワンちゃんが咳かくしゃみかわからないようなことをすることはありませんか?放っておくと大きな病気に変わってしまったり、治りにくくなってしまうかもしれません。

<ケンネルコフとは>

ケンネルコフとは、まだ免疫が低い子犬の時期にみられることが多い病気で犬伝染性気管支炎ともいわれます。乾いた短めの咳が特徴的で、細菌などの二次感染を起こすと咳に加えて鼻水や目やに、発熱や食欲不振がみられます。重度になった場合は肺炎に移行する場合があるので注意が必要です。

最初は遊んでいる興奮したときや水を飲んでいるときにたまに咳き込むだけだった症状が、次第に寝起きや何気ないときにも咳をするようになり、鼻水などがでてきて異常に気が付くオーナー様もいらっしゃいます。
咳やくしゃみの頻度が多くなる前に少し気が付くようになった段階で動物病院へ受診しましょう。

<なぜ、ケンネルコフになってしまうのか>

ケンネルコフは感染しているワンちゃんの唾液や痰、鼻水などから感染します。
多頭飼いのおうち(ブリーダーさんやペットショップも含む)で生活すると、特に免疫の低い子犬は感染しやすいので注意が必要です。

<ケンネルコフの予防>

ケンネルコフはワクチンの接種で防げる病気です。その時のワンちゃんの体調や接種時期、種類は獣医師と相談しましょう。
またケンネルコフに感染している疑いがあるワンちゃんがいる場合は蔓延を防ぐためにもそのワンちゃんの治療中はその子を隔離しケージや食器などを消毒することが大切です。

ワンちゃんに症状がみられた場合は早めに動物病院へ受診、治療をしましょう。元気であっても重症化するとワンちゃんが苦しい思いをすることになるかもしれません。早めの治療は治りを早め、予後も良好です。咳か、くしゃみかの症状にオーナー様が気になり始めたら受診のタイミングでしょう。

渋谷、恵比寿、代官山の動物病院(年中無休、年末年始も診察している動物病院)
HALU代官山動物病院
03-6712-7299
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担当獣医師

内科・循環器科・軟部外科

游 (ユウ, Yu)HALU代官山動物病院 院長

English/Chinese Speaking Veterinarian
「たとえ病気になったとしてもその中で一番幸せに暮らせるように」
患者さん、家族、獣医師間の密なコミュニケーションを大切にしています。

内科・眼科

宮本 (ミヤモト, Miyamoto)

English Speaking Veterinarian
動物たちからたくさんのことを感じ取り、からだへの負担をできる限り少なくすること、ご家族さまとのコミュニケーションの中で治療方針をご一緒に考えていくことを大切にしています。

内科・画像診断科

岩木 (イワキ, Iwaki)

English Speaking Veterinarian
多くの選択肢をわかりやすくオーナー様に提供でき、大切な家族の一員である子たちにとって最適な治療計画を一緒に見つけられる存在であるために、寄り添える獣医師を目指しています。

内科・脳神経科

浅田 (アサダ, Asada)獣医学博士

てんかんを中心とした神経疾患とその治療について研究をしました。現在大学病院でも助教として脳神経科の診療に携わっています。

内科・鍼治療

永田 (ナガタ, Nagata)

病気と向き合う中でどうしたら現状を良くしていけるのか、プラスになりそうな 事をひとつひとつ考えながら、より良い時間を過ごせるようなお手伝いができたらと思っています。 些細なことでも、気軽にご相談ください。

循環器科・内科・軟部外科

湯沢 (ユザワ, Yuzawa)

動物は、家族にとってかけがえのない存在です。 愛おしくもたくましい彼らの人生が、長く幸せで楽しい時間であるためのサポートをすること!をモットーにしています。

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