誤食

犬や猫の内視鏡検査とは|お腹を開けずに検査や治療ができる

今回は内視鏡検査のご紹介をします。

当院では最新の内視鏡装置を導入し、診断・治療を行っています。

当院では1㎏前後のわんちゃん、ねこちゃんが多いため当一番細い動物用のスコープも取り揃えていますので今まで手術でしか摘出できなかった異物や、胃腸の検査が可能です。

内視鏡検査とは、細長いビデオスコープを口や肛門から挿入し、胃や腸の中を詳しく調べることができる検査です。

内視鏡検査では、レントゲンや超音波検査では見ることのできない消化管の内部の様子を見ることができるため、胃腸疾患の診断にとても優れています。

動物の場合は人と異なり、全身麻酔となりますが、手術でお腹を切らないと行えない処置が内視鏡検査によって負担をかけずに行えるようになりました。

内視鏡検査で行えること

①胃内異物の確認、摘出

わんちゃん、ねこちゃんは食べもの以外の異物を飲み込んでしまうことが良くあります。異物を飲み込んだ場合は、催吐処置により吐き出させることが多いですが、吐かせることができない物、大きさの場合は内視鏡、開腹手術が必要になります。

内視鏡で胃内に認められた石

胃内に認められた石

②胃・十二指腸・大腸の検査

異常のある組織を一部採取して、病理組織学検査を行い病気の診断を行います。

慢性嘔吐、慢性下痢、または徐々に痩せてくるなどの症状が見られ、その他の検査で診断がつかない場合には病理組織検査を行うことで、より正確な診断を行うことができます。

  1. ex) 炎症性腸症(IBD)、リンパ管拡張症、消化器型リンパ腫、胃癌など
炎症性腸症の内視鏡検査所見

炎症性腸症

③胃ろうチューブの設置

様々な病気により口から食事が出来なくなった場合に、内視鏡を使ってスムーズに胃にチューブを設置することができます。

  1. ex) 口腔内腫瘍、腎不全など

愛犬、愛猫が異物を飲み込んでしまった、嘔吐・下痢を繰り返す、食欲・体重が減ってきた、血便が続く、胃ろうチューブを検討している

など気になる症状がありましたらご相談ください。

よくある質問

Q.内視鏡検査の後、食事や生活に制限はありますか?

A.検査当日は麻酔の影響が完全に抜けるまで食事を控えていただく場合があります。
胃や腸の組織を採取した場合は消化の良いフードをおすすめすることもあります。
ご自宅での注意点や過ごし方は、検査後に獣医師から詳しくご説明しますのでご安心ください。

Q.内視鏡検査は安全ですか?どんなリスクがありますか?

A.内視鏡検査は低侵襲で安全性の高い検査ですが、全身麻酔を使用するため、麻酔によるリスク(アレルギー反応や心臓・呼吸のトラブル)がまれにあります。
また、消化管に炎症や傷がある場合、ごくまれに出血や穿孔のリスクも報告されています。事前にしっかり検査・説明を行い、安全性に十分配慮します。

渋谷、恵比寿、代官山の動物病院(年中無休、年末年始も診察している動物病院)
HALU代官山動物病院
03-6712-7299
info@halu.vet

 
 

担当獣医師

内科・画像診断科

岩木 (イワキ, Iwaki)

English Speaking Veterinarian
多くの選択肢をわかりやすくオーナー様に提供でき、大切な家族の一員である子たちにとって最適な治療計画を一緒に見つけられる存在であるために、寄り添える獣医師を目指しています。

関連記事