ケンネルコフって知ってますか?
ケンネルコフ(犬伝染性気管気管支炎)とは?
子犬に多く、ウイルスや細菌を原因とする犬同士での伝染力の強い呼吸器感染症です。
主な症状
- 鼻水
- くしゃみ
- 目やに
- 乾いた咳
など
原因
ペットホテル、ドッグランなど犬同士の接触がとても多い場所でよく感染します。
特に感染している犬と接触したり、フードやお水のお皿などの常に清潔ではない
汚染されたものを共有することで感染してしまいます。
予防や治療
子犬の頃のワクチン接種によって予防ができます。
本院ではケンネルコフの治療のひとつとしてネブライザー治療を行っています。
※ネブライザーとは、水や薬液を霧状にし、気道内の加湿や薬剤投与のため用いる吸引器具です。
当院では咳の治療の他にも手術時の気管挿管後で、喉を傷つけないようにするために手術後の吸引も行っています。
10分程度、鼻先からホースを5㎝ぐらい離してわんちゃんに吸ってもらいます。

子犬が成長するにつれて段々咳が少なくなってくるケースも見られますが、
早期の治療がとても大切です。
子犬で咳やくしゃみが多く感じたり、気になる方はぜひHALU代官山動物病院にお越しください。
よくある質問
Q.ケンネルコフは、人間にうつることはありますか?
A.ケンネルコフは犬特有の呼吸器感染症であり、原因となるウイルスや細菌は基本的に人間には感染しません。
ご家庭に小さなお子様やご高齢の方がいても、犬から人にうつる心配はほとんどありませんのでご安心ください。
ただし、犬同士では非常に強い伝染力を持つため、他の犬との接触には最大限の注意が必要です。
Q.すでに他の犬も飼っています。同居犬にうつさないために気をつけることは何ですか?
A.感染拡大を防ぐため、症状が出ている犬は完治するまで他の犬から隔離することが重要です。
生活スペースを分け、食器やおもちゃ、タオルなども完全に区別してください。
お世話をする際は健康な犬を先に行い、最後に症状のある犬に触れるように順番を工夫すると、接触による感染リスクをさらに下げることができます。
Q.混合ワクチンを接種済みですが、それでもケンネルコフにかかることはありますか?
A.はい、ワクチンを接種していても感染する可能性はあります。
混合ワクチンはケンネルコフの主要な原因ウイルスに対して発症や重症化を防ぐ効果が期待できますが、原因は複数あるため、すべての感染を100%防ぐことはできません。
ワクチンを打っていても、他の犬の咳などには注意し、もし同様の症状が見られた場合は早めに動物病院へご相談ください。
渋谷、恵比寿、代官山の動物病院(年中無休、年末年始も診察している動物病院)
HALU代官山動物病院
03-6712-7299
info@halu.vet
