フィラリア、ノミ、ダニ

【マダニ】マダニの生息域が拡大!? 犬猫のマダニ感染症。

こんにちは、暑さが続く毎日ですが

皆さま、いかがお過ごしでしょうか。

夏はレジャーシーズン!

山や川などに行く飼い主様、わんちゃんも多くいらっしゃることと思います。

そんな山や河辺の近くではマダニが多く寄生しています。

突然ですが、マダニの病気を知っていますか??

マダニ

マダニとは?

マダニにはわんちゃん、ネコちゃんや人間にも感染する病気が多くあります。

代表的な病気として、SFTS(重症熱性血小板減少症候群)という病気があります。

今までには西日本での感染が確認されていたSFTSですが、今年に入り関東圏でも多くの感染が確認されています。

今年に入り静岡県、愛知県から最新では7月に千葉県で感染した方が確認されました。

致死率は10~30%と高く、非常に怖い病気です。

SFTS(重症熱性血小板減少症候群)とは

2011年に中国で初めて感染が確認された比較的新しい病気です。

感染経路・・・SFTSとはこの病原体を保有するマダニに咬まれる事で感染する病気で、犬や猫、人にも感染します。

予防方法

有効な治療薬やワクチンなどはありません。

またSFTSに感染した犬、猫に咬まれることで人間にも感染すると言われておりますので、

お家のわんちゃん、ねこちゃんもマダニに感染しないよう予防が必要になります。

わんちゃんねこちゃんに起こる症状

一般的には無症状であることも多いが、発熱や食欲不振、白血球の減少や血小板減少症などの症状がでることがあります。

人に起こる症状

潜伏期間•••6~14

発熱、倦怠感、頭痛

嘔吐や下痢などの消化器症状などの症状が出ることがあり、またあらゆる病気の合併症を引き起こすことがあります。

このようにわんちゃん、ねこちゃんや人も

有効的な治療やワクチンなどがないSFTS

マダニに咬まれないよう対策することが重要です。

キャンプなどへ行く時に気をつけること

  • 肌の露出は控える
  • 虫除け薬の使用
  • わんちゃんやねこちゃんの予防薬投与

などの対策が必要です!

もしもマダニに咬まれてしまったら…

無理に引き離したり、潰したりしてしまうとマダニの口器が皮膚に残り体液が逆流してしまう恐れがありますので、必ず病院を受診し適切な処置を受けるようにしましょう。

当院でもマダニに対する予防薬を取り扱っております。

楽しく夏のレジャーを楽しめるよう

しっかり対策を行いましょう。

よくある質問

Q.マダニは室内飼いの犬や猫にも感染しますか?

A.マダニは野外で活動していますが、室内飼いでも油断はできません。
人や他のペットの衣服や体についたマダニが、家の中に持ち込まれることがあります。
完全室内飼育の場合も、定期的な予防薬の使用や、散歩や外出後のチェックが大切です。

Q.マダニに刺された場合、どのくらいの時間で症状が現れますか?

A.マダニに刺されて感染症が発症するまでの潜伏期間は、ウイルスや細菌の種類によって異なります。
SFTSの場合は発症する場合は咬まれてから数日〜2週間以内に発熱や食欲不振などの症状が出ることがあります。
異変を感じたら早めに動物病院を受診しましょう。

Q.マダニが付いているかどうかを家庭でチェックする方法はありますか? 

A.散歩後は愛犬・愛猫の全身を丁寧に触診しましょう。
特に耳の周り、指の間などマダニが好む温かく湿った部位を重点的にチェックします。
マダニは吸血すると豆粒大に膨らむため、普段と違う小さなこぶや異物感があれば要注意です。

渋谷、恵比寿、代官山の動物病院(年中無休、年末年始も診察している動物病院)
HALU代官山動物病院
03-6712-7299
info@halu.vet

 
 

担当獣医師

内科・循環器科・軟部外科

游 (ユウ, Yu)HALU代官山動物病院 院長

English/Chinese Speaking Veterinarian
「たとえ病気になったとしてもその中で一番幸せに暮らせるように」
患者さん、家族、獣医師間の密なコミュニケーションを大切にしています。

内科・眼科

宮本 (ミヤモト, Miyamoto)

English Speaking Veterinarian
動物たちからたくさんのことを感じ取り、からだへの負担をできる限り少なくすること、ご家族さまとのコミュニケーションの中で治療方針をご一緒に考えていくことを大切にしています。

内科・画像診断科

岩木 (イワキ, Iwaki)

English Speaking Veterinarian
多くの選択肢をわかりやすくオーナー様に提供でき、大切な家族の一員である子たちにとって最適な治療計画を一緒に見つけられる存在であるために、寄り添える獣医師を目指しています。

内科・脳神経科

浅田 (アサダ, Asada)獣医学博士

てんかんを中心とした神経疾患とその治療について研究をしました。現在大学病院でも助教として脳神経科の診療に携わっています。

内科・鍼治療

永田 (ナガタ, Nagata)

病気と向き合う中でどうしたら現状を良くしていけるのか、プラスになりそうな 事をひとつひとつ考えながら、より良い時間を過ごせるようなお手伝いができたらと思っています。 些細なことでも、気軽にご相談ください。

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