予防、ワクチン

【狂犬病ワクチン】わんちゃんを飼い始めたら…必要な手続きと、狂犬病予防接種のお話

 

みなさまはわんちゃんを飼い始めた際に必要な手続きがあることはご存知でしょうか?また、狂犬病の予防注射は毎年しっかり接種しているでしょうか?

すでにわんちゃんを飼われている方は、これからの予防シーズンに向けて再チェック、これからわんちゃんを迎えられる方は必要な手続きがあることをぜひ知っておいてください。

まず、生後91日以降のわんちゃんを迎える方、または飼っているわんちゃんが生後90日をすぎた(生後91日から)時点で以下の手続きが必要になります。これらは『狂犬病予防法』として法律で定められています。

 

①犬の登録

わんちゃんを迎え入れた日から30日以内に市区町村への届出が必要になります。

※わんちゃんが生後90日経っていなければ、生後90日をすぎてから30日以内になります。

届けられた市区町村は犬の『鑑札』を交付します。

交付された鑑札はわんちゃんに付けておくことが義務付けられています。

鑑札はそのわんちゃんが登録済みであることを証明するとともに、迷子札の役割も果たします。

 

②狂犬病予防接種と届出

生後90日を超えたわんちゃんは狂犬病予防接種が義務付けられています。

病院で狂犬病予防注射を接種すると『狂犬病予防注射済証』が渡されます。

この狂犬病予防注射済証を市区町村へ提示します。

提示を受けた市区町村は『注射済票』を交付します。

交付された注射済票はわんちゃんに着用させることが義務付けられています。

狂犬病予防注射は毎年接種することが義務付けられています。

(首輪に鑑札と注射済票をつけているわんちゃん)

狂犬病は現在日本には存在しない病気です。しかし、アジアを含めた世界中の多くの国で狂犬病が発生しています。

(2017年時点での狂犬病発生状況、厚生労働省ホームページより引用)

日本では1950年以前、多くの犬が狂犬病にかかっており、また人間も感染し死亡していました。そんな中、この狂犬病予防法が施行され、わずか7年という短期間で狂犬病を撲滅できました。このことからも、この法律がいかに大切なものかが分かります。

狂犬病は多くの動物を媒介して人間へ感染することが知られていますが、蔓延の主な原因は犬であると言われています。狂犬病予防接種や犬の登録は、万が一日本に狂犬病の病原体が侵入した際にその蔓延を予防し、また迅速に対応することで、動物達や私たち人間を病気の脅威から守るためにとても大切なものです。

 

渋谷、恵比寿、代官山のHALU動物病院

03-6712-7299

担当獣医師

内科・循環器科・軟部外科

游 (ユウ)HALU代官山動物病院 院長

「たとえ病気になったとしてもその中で一番幸せに暮らせるように」
患者さん、家族、獣医師間の密なコミュニケーションを大切にしています。

内科・眼科

宮本 (ミヤモト)

動物たちからたくさんのことを感じ取り、からだへの負担をできる限り少なくすること、ご家族さまとのコミュニケーションの中で治療方針をご一緒に考えていくことを大切にしています。

内科・画像診断科

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多くの選択肢をわかりやすくオーナー様に提供でき、大切な家族の一員である子たちにとって最適な治療計画を一緒に見つけられる存在であるために、寄り添える獣医師を目指しています。

内科・脳神経科

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てんかんを中心とした神経疾患とその治療について研究をしました。現在も研究生として大学院および大学病院において研修を行っております。

内科・鍼治療

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循環器科・内科・軟部外科

湯沢 (ユザワ)

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