日に日に暑さが増しているこの時期に気を付けていかなければならないのが「熱中症」です。暑さに弱いわんちゃん・ねこちゃんは熱中症になりやすく、場合によっては命を落としてしまう危険性があります。
今回は熱中症にならないために気を付けることについてお話しさせていただきます。
◇お散歩は涼しい時間帯に◇
暑い日は直射日光だけではなく、熱くなったアスファルトから放出される熱で低い所はより温度が高くなっています。
地面に近い位置にいるわんちゃんたちはこの地面の熱を間近で感じているため私たち人間よりも余計に暑さを感じています。
お散歩の時間帯は日が昇る前の早朝や、夜に地面の熱が引いている時間帯などを選んで行うようにして熱中症のリスクを減らしてあげましょう。
また、お散歩や外出の時に保冷剤を首のまわりに巻いてあげるとより安心してお出かけできるかもしれません。
◇こまめな水分補給◇
お散歩やお出かけの際にはお水を持ち歩き、いつでもお水が飲めるようにしてあげましょう。お家の中でもお水が空になっていないかこまめに確認したり、お水の数を増やしてあげるなどしていつでも新鮮なお水が飲めるように気を付けてあげましょう。
ただし、お散歩中などでお水をあげる際、一度にたくさんの量をあげるよりも少ない量をこまめに飲ませてあげることをおすすめします。
◇室温の管理◇
熱中症は外だけでなくお部屋の中でも起こってしまう可能性があります。
人が暑いと感じたらわんちゃん、ねこちゃんはもっと暑さを感じている状態です。
室温はエアコンで26℃~28℃程に設定し、お部屋を涼しくしてあげましょう。
わんちゃん、ねこちゃんの種類によってはもう少し低い温度の方が快適に感じる子もいるかと思いますので様子をみながら調節してあげると良いでしょう。
また扇風機を合わせて使用し、お部屋の空気を循環させ、風の通り道を作ってあげるのも良いかもしれません。
しかし、あまり冷やしすぎてしまうとかえって体調を崩してしまう可能性もあるので冷やし過ぎも注意が必要です。
◇車でのお留守番はさせない◇
夏場の昼間などエンジンを切ってエアコンが止まっている車内は少しの時間でもあっという間に温度が上がってしまいます。
少しの時間だからといっても車でのお留守番は絶対に避けましょう。
また、エアコンが効いてくるまでに少し時間がかかるので、車に乗る際にはあらかじめ車内を冷やしておいてあげるとより良いかと思います。
◇最後に◇
熱中症は命に関わる危険な病気ですが、私たちが十分に注意し、対策することで防いであげることができます。昨年は大丈夫だったとしても、今年も同じ夏が来るとは限りません。
今一度熱中症対策がしっかりできているか再確認をして、夏を楽しく快適に乗り切りましょう。
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