歩けない

【犬のリハビリ】★HALU動物病院⁺での犬の理学療法、リハビリテーションをご紹介★

当院では月に2度、専門医によるリハビリテーション科を行っております。

先月より、リハビリテーション科はHALU動物病院⁺(分院)で行っています。
今回は分院でのリハビリテーションの様子をご紹介していきます!

診察では最初に患者さんの触診や、歩き方、神経反射を確認します。
その際には、写真の様な分厚いマットレスを敷き、滑って転ぶことが無いよう注意しながら行います。

リハビリ用のマットレス

【マットレス】

ここから、筋肉の硬直(ハリ)などがみられる患者さんは、まずマッサージによって凝った筋肉をほぐしていきます。
その後、リハビリが必要と判断した患部周囲の血行を良くすることを目的とした温熱療法(スーパーライザー)を行います。

スーパーライザー

【スーパーライザー】

次に、患部に対して本格的なアプローチをしていきます。
アプローチの仕方は患者さんによって様々で、散歩や患部を擦るなど物理的な刺激を与える比較的簡便な方法から、フィジオロールを使用して体幹・目的とする筋肉を鍛える方法などがあります。

フィジオロール

【フィジオロール】

フィジオロールに乗っている犬
フィジオロールに乗っている犬

【フィジオロールを使ったリハビリの様子】

画像の様な大小2つのフィジオロールを使用して、患部だけでなく患部周囲の間接や神経に刺激を与えて感覚の回復などを行っています。

分院では患者さんが本来の行動を見せてくれるよう広々とした空間を設けており、スーパーライザーやフィジオロールなどを活用しながら、患者さんに適した治療をご一緒に行っていければと思います。

当院でのリハビリテーションにご興味のある方は、一度ご相談ください。

よくある質問

Q.犬のリハビリはどのくらいの頻度で行うのが理想ですか?

A.一般的にリハビリの頻度は症状や回復状態により異なりますが、週2〜3回の受診から始めるケースが多いです。
ご自宅での運動やケアも重要で、継続的に軽いエクササイズを指導されることもあります。獣医師と相談し、最も適した頻度で無理なく続けることが大切です。

Q.シニア犬でもリハビリは効果がありますか?

A.シニア犬でも年齢に合わせた無理のないリハビリを行うことで、筋力や関節の柔軟性の維持につながります。
開始前には病気や体力など全身状態の確認が必要なので、必ず獣医師の診断・指導のもとでリハビリを始めましょう。

Q.犬のリハビリで注意したほうがいいことはありますか?

A.運動中やリハビリ後に痛み、足を引きずるなどの異変が見られた場合は無理をせず中断してください。
ご自宅で行う場合も滑りやすい床を避け、安全な環境を整えましょう。
また、定期的に経過を確認しながら、症状に変化があれば早めに受診ください。

画像参照リンク:犬のバランスボールを体験!筋肉付けて健康に ~リハビリから、日々の健康維持まで (petlives.jp)

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担当獣医師

リハビリテーション科

小笠原 (オガサワラ, Ogasawara)C.C.R.P テネシー大学認定理学リハビリテーション療法士

日本における動物リハビリテーションの普及と同分野における理学療法士の活躍の場を広める活動に取り組んでいます。

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