かゆい

【アレルギー】アレルギー検査と手作り食の注意点

ワンちゃんやネコちゃんにも人間と同じようにアレルギーがあります。

アレルギーとは特定の物質に対して免疫反応が過剰になってしまう現象の事で、異物を「有害である」と身体が認識した場合にそれを排除しようとする反応の事です。

免疫反応が過剰になってしまうと、皮膚やの痒みや、喘息などの呼吸器の症状や下痢や嘔吐などの消化器症状が続いてしまうことがあります。

アレルギーの原因となるものをアレルゲンと言い、アレルゲンを特定するために、わんちゃんネコちゃんにもアレルギー検査があります。

しかし、アレルギー検査をすれば全て解決する、というわけでありませんが治療の上で有力な情報を得れる事ができます。

ワンちゃんやネコちゃんの毛が薄くなってきた、特定の皮膚をよく舐めている、咳をしたり苦しそうな呼吸をする、下痢や嘔吐を繰り返しているなど目立った症状があればアレルギー検査をしてみるのも一つの方法かもしれません。

気になる様子が続くようであれば一度アレルギー検査をオススメします。

食物アレルギーのある子の場合、手作りごはんを食べさせたいと思う飼い主さんは多いと思います。

手作りごはんにはアレルギーの原因物質が取り除けたり、添加物が入ってないなどのメリットもありますが、

逆に不健康にしてしまうリスクもあるのが手作りごはんの難しいところです。

手作りごはんは新鮮さと引き換えに保存が効かないですし、手間やコストもかかってしまいます。
その上、手作りで最も気をつけたいのは、栄養バランスです。

ご飯を待つ犬

三大栄養素であるタンパク質や脂質、炭水化物だけでなく、五大栄養素に含まれるビタミン、ミネラルも重要です。

どれかが不足したり、逆に過剰になってしまうことで、持病が悪化したり体調不良になってしまうこともあります。

大切なわんちゃん、ネコちゃんの健康守る為に何が必要か考えてみてください。

よくある質問

Q.アレルギーは生涯治らないのでしょうか?

A.アレルギーは根本的に「完治」することは難しい場合が多いですが、適切な管理によって症状をほとんど出さずに過ごすことは可能です。
アレルゲンを避ける生活や、必要に応じて薬を使いながら、ペットが快適に暮らせるようサポートしましょう。

Q.季節によってアレルギー症状が悪化することはありますか?

A.はい、季節性アレルギー(花粉症など)を持つ犬や猫もいます。
春や秋など、植物の花粉が多い時期や湿度・気温の変化により、皮膚症状や呼吸器症状が悪化することがあります。
症状が出やすい季節はお散歩コースを工夫したり、帰宅後に体を拭いてあげるなどの対策が効果的です。

Q.アレルギー体質のペットでもワクチン接種は必要ですか?

A.基本的にワクチンは大切な感染症予防策なので、原則として接種は推奨されます。
ただし、重度のアレルギー体質や過去にワクチンで強い副反応があった場合は、獣医師と相談しながら接種スケジュールを調整したり、経過観察を強化することが必要です。

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担当獣医師

皮膚科

成田 (ナリタ, Narita)日本獣医皮膚科学会・皮膚科認定医

飼い主さまとのコミュニケーションを大事にし、日常生活における食事や習慣、スキンケアまでを一緒に考え、治療に取り組んでいきます。

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