お手入れ

トリミングに行けない時の犬猫ケア|自宅シャンプーのコツと注意点

新型コロナウイルスが流行り、トリミングサロンの予約が取りにくくなってきました。今までおうちでシャンプーをされたことのない方も少なくないと思います。

この機会に少し汚れが目立ってきた、おうちでシャンプーしてみようなど、気になっている方の力になれればと思います。

スキンケアとは?

=皮膚のお手入れ

皮膚が本来持つべきバリア機能を正常に保たせるために回復や維持をするのが目的です。

皮膚のバリア機能が良い状態を維持するためには、良い食事を食べること、皮膚や被毛の洗浄、保護や保湿などが必要になります。

今回は皮膚被毛の洗浄「泡洗いについて」ふれていきます。

少し前まではワンちゃんやネコちゃんをシャンプーするとき、シャンプー剤を原液のままゴシゴシして泡立てたり、ブラシで体を擦ってあげたりする洗い方も少なくなかったように思います。

うちの子は擦ってあげた方が喜ぶという声も沢山聞きます。

ですが、実はゴシゴシ洗いは皮膚や被毛に対しての刺激が強くなりがちなのです。

そこでオススメしているのが泡洗いです。

泡を立てる事によって、皮膚被毛だけでなく、

  • おふろの苦手な子に対しての不快感の軽減
  • シャンプー剤の量の節約
  • 汚れが落ちやすい→乾かし時間の短縮

など、たくさん良いことがあります。

➀準備する物

  • シャンプー
  • リンス・コンディショナーまたは保湿剤
  • スポンジ
スポンジ
スポンジ
  • ベビーバスか穴のないプラスチック製の洗濯籠(シャンプーを付けた際に流れていくのを防げます)

ベビーバスであればシャンプーを流す時にフタを取れるものが好ましい。

ベビーバス

引用元:https://bamy.jp/sub-babybath/

プラスチック製の洗濯かご

引用元:https://mitok.info/?p=56340

ベビーバスまたは洗濯籠がない場合↓

  • 洗い桶(縦に長いもの)(大きめのタッパーやプロテインシェイカーでも可)
洗い桶

引用元:https://www.monotaro.com/g/00246411/

  • ドライヤー
  • タオル
  • ブラシや櫛

これらを使っていきます。

②泡立て方

洗濯籠(ベビーバス)または桶にシャンプー剤を入れます。

(小型犬であれば500円玉サイズくらい)

桶にシャンプーを入れた様子
シャンプーを泡立てている様子

スポンジにお湯を含ませて泡立てていきます。スポンジをクシュクシュしながら、空気を入れるように縦に手を動かすと、早くモチモチした泡が出来上がります。ここが1番重要です!出来るだけキメの細かい泡が作れると良いでしょう。

慣れるまでは大きなタッパーやプロテインシェイカーなどにシャンプー剤とお湯を少し入れて10秒程振ると荒い泡が出来るのでそこからスポンジを使って泡立てると簡単にできます。

種類によっては泡で出るタイプのシャンプー剤もあります。

③洗い方

泡ができたらペットの全身をぬるま湯のシャワーで濡らしていきます。(お湯の温度は30〜35度くらいが理想)

※顔まわりは目や鼻、耳の中に入らないよう十分注意して行って下さい。

犬の体をぬるま湯で濡らしている様子
泡立てたシャンプー

皮膚までしっかり濡らしたら、ベビーバスや洗濯籠で泡を作る方は、籠の中にペットを入れ、作った泡を体に乗せていきます。

タッパーや容器で泡を作る方はその場で。

毛の流れに沿って優しく撫でるように泡を馴染ませて下さい。

犬のシャンプーをしている様子

全身に行き渡ったらシャワーですすぎ残しのないように流して下さい。

(汚れの度合いによっては、2回3回と繰り返して下さい。)

リンス・コンディショナーを薄めます。

(種類によりますが、小型犬であれば100円玉サイズを桶に入れ、2Lくらいのお湯でしっかり塊が残らないように溶かしましょう。)

ペットの全身にかけ流し、浸透させます。

犬にリンス・コンディショナーをかけている様子
シャンプーで濯ぎ洗いをしている様子

浸透したら、シャワーですすぎ残しのないように洗い流します。

ヌルヌルが残っていないか手で触って確認し、タオルで優しく水気を絞るように拭きます。

※シャンプーやリンスが皮膚に残ると皮膚トラブルの原因となります。

(リンス・コンディショナーの代わりに保湿剤を使う時は、保湿剤に書かれているものを守るか、獣医師に相談して使いましょう。)

ある程度の水気が取れたら、しっかりドライヤーで毛を乾かしてあげましょう。(ドライヤーが近づき過ぎたり、同じ場所に長時間当たらないよう注意しながら行って下さい。)

この時櫛を使い、毛の根元からしっかり伸ばしながら乾かします。根元から乾かす事により毛玉が出来ることを防ぎます。

以上がシャンプーの泡立て方・シャンプー方法でした。

おうちで実践してみてください。

よくある質問

Q.シャンプーはどのくらいの頻度で行えばよいですか?

A.基本的に健康な犬や猫の場合、月に1〜2回が目安です。
ただし、皮膚の状態や犬種・猫種によって適切な頻度は異なります。
皮膚が弱い子やアレルギーがある場合は過度なシャンプーを控え、獣医師と相談して適切な頻度を決めると安心です。

Q.人間用のシャンプーを使ってもいいですか?

A.人間用シャンプーはペットの皮膚には刺激が強すぎる場合が多く、乾燥やかゆみ、トラブルの原因になることもあります。
必ず犬や猫用の専用シャンプーを使いましょう。
成分表示や香りが気になる場合は、低刺激の動物用シャンプーを選ぶのが安心です。

Q.どうすれば嫌がらずにシャンプーできますか?

A.まずは水に慣れさせることから始めましょう。
最初は足先だけお湯につけたり、濡らしたタオルで体を拭くなど段階的に慣らします。
シャワーの水圧は弱めに設定し、シャンプー中はおやつを与えたり優しく声をかけて不安を和らげてください。

渋谷、恵比寿、代官山の動物病院(年中無休、年末年始も診察している動物病院)
HALU代官山動物病院
03-6712-7299
info@halu.vet

 
 

担当獣医師

皮膚科

成田 (ナリタ, Narita)日本獣医皮膚科学会・皮膚科認定医

飼い主さまとのコミュニケーションを大事にし、日常生活における食事や習慣、スキンケアまでを一緒に考え、治療に取り組んでいきます。

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