当院ではフィラリア症の予防を通院の患者様には必ずおすすめしております。
予防をきちんと行うことにより、病を防いでいくことが可能になり、動物たちの幸せな生活を維持していくためです。
フィラリア症とは
フィラリア症とは蚊が媒介する病気で、フィラリア症にかかっている犬を吸血した蚊が他の犬に吸血する際に蚊の口から感染幼虫となったミクロフィラリアが入り込むことで感染します。
フィラリア予防をしていないと体内を巡りながらフィラリアはどんどん成長していき、心臓や肺動脈に寄生することで循環器などが正常に動かなくなり、症状が出てきます。
代表的な症状は咳の増加、元気食欲の低下、呼吸が荒い、尿が赤くなる、お腹のふくらみがあげられます。
フィラリア症の予防
フィラリア症の予防には、蚊から体内に侵入したミクロフィラリアの段階で駆除することにより感染を予防します。体内に侵入してから1か月程までのミクロフィラリアを駆除できる効果がある予防薬を、毎月決まった日にきちんと飲むことにより予防ができているといえます。


引用元:https://n-d-f.com/filaria/
当院で取り扱いのある予防薬
ネクスガードスペクトラ(フィラリア以外にもノミ、ダニ、内部寄生虫のに効果あり)

ミルベガード(ミルベマイシン)

レボリューション(フィラリア以外にもノミ、ダニに効果あり)
引用元:https://www.zoetis.jp/ca/dogs/index.aspx

イベルメックDSP
引用元:https://www.ds-vet.jp/medic/product_info/i_006.html

フィラリアの予防薬を購入するには
予防薬の購入は動物病院の処方が必要となります。またフィラリアの予防薬を処方するためには血液検査でフィラリア症にかかっていないかを検査する必要があります。
前年度の予防がきちんとできておらず、フィラリア症にかかってしまっていた場合はお薬が変わります。フィラリア症にかかっている子に検査をせず予防薬を与えると、ショック症状を起こし最悪死にいたることがあるため大変危険です。
最後に
予防薬の飲ませ忘れが心配な方は覚えやすい日にちに設定されることをお勧めします。
また、当院では病院アプリがあり、そのアプリ内の機能に『診療アラーム』という機能があります。フィラリアやノミ、ダニ予防薬を飲ませたときに1か月後に設定しておくと通知が届きますので飲ませ忘れを防ぐことができます。
そのほかにもHALU動物病院のネット予約ができたり、カレンダー機能もあり予防薬の日程や動物病院の受診日時、トリミングの日時も登録できますのでおすすめのアプリです。
ぜひAppStoreかGooglePlayで【HALU動物病院】と検索していただければと思います。
大切な家族のため、元気に長い時間一緒にいるために、予防はしっかり行いましょう。
よくある質問
Q.フィラリア症の予防期間はいつからいつまでですか?
A.フィラリア症の予防期間は、お住まいの地域の蚊の活動時期によって決まります。
一般的には蚊が出始めてから1ヶ月後に開始し、蚊がいなくなってから1ヶ月後まで継続します。
獣医師と相談して適切な期間を決めましょう。
Q.室内飼いの犬でもフィラリア予防は必要ですか?
A.はい、室内飼いでも予防は必要です。
蚊は人の出入りと共に室内に侵入することがあり、完全に蚊を遮断することは困難です。
室内飼いだからといってリスクがゼロではないため、すべての犬にフィラリア予防をおすすめしています。
Q.予防薬を飲み忘れてしまった場合はどうすればよいですか?
A.飲み忘れに気づいたら、すぐに予防薬を与えてください。
ただし、前回の投与から2ヶ月以上経過している場合は、フィラリア検査が必要になることがあります。
不安な場合は、必ず獣医師にご相談いただくことをおすすめします。
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