おうちのわんちゃんねこちゃんはノミの予防をしていますか?
ノミは血を吸う(噛む)寄生虫のこと

吸われることで体の中に炎症が起きたり痒みや毛が抜ける、場合によってはアレルギー性皮膚炎を引き起こすことがあります。
ノミの大量寄生による貧血の症状や、動物間での感染が起きやすく非常に危険な寄生虫です。
ノミから感染する寄生虫【瓜実条虫】(うりざねじょうちゅう)
犬や猫によく感染しノミの幼虫が瓜実条虫を食べ、その瓜実条虫がノミの体内で成長。
そして犬や猫がグルーミングをしたときにノミを食べることにより小腸に寄生。
小腸に寄生することにより下痢や嘔吐を引き起こします。
また、犬や猫の動物だけではなく人間にも痒みなどが起こります。
ノミの繁殖は大体気温13~15℃以上、湿度50%以上あれば寒い季節でも室内で繁殖と寄生を繰り返すことができてしまいます。
またノミ同様、ダニ(マダニ)も吸血し貧血や皮膚炎(アレルギー性)を引き起こし人間にも症状が出ます。そして場合によっては感染症を引き起こし命にかかわります。
散歩でしか外に行かない室内で飼っているわんちゃんも十分注意が必要です。
散歩の途中の草むらや、人間が外から持ってくるなど、または他のおうちの散歩中のわんちゃん(予防をしていない)との接触など
いつどこでノミやマダニがいるかわかりません。
おうちで飼っているわんちゃんねこちゃんがノミやマダニなどの寄生虫から感染してしまうことを防ぐため、他のわんちゃんねこちゃんにうつさないようにするため、ノミ・マダニの予防は通年をお勧めしております。
わんちゃんは錠剤の飲み薬(おやつタイプも)、またはスポットタイプ(滴下する液体の薬)。
ねこちゃんは主にスポットタイプを使用しています。
毎日投与(滴下)する必要はありません。月に1回投与(滴下)で約1か月効きます。
予防をすることによって自分やわんちゃんねこちゃんへの感染を防ぐことができます。
体重によって飲む薬や滴下する薬の容量も変わり種類も色々な種類があります。
おうちに複数のわんちゃんねこちゃんがいる場合は全員に予防をしてあげると安心できると思います。
寄生虫が引き起こす感染症についてや予防薬についてなど
気になる方がいらっしゃいましたらぜひ当院へご相談ください。
よくある質問
Q.スポットタイプの予防薬をつけた後、シャンプーはいつからできますか?
A.スポットタイプのお薬は、皮膚から成分が吸収され効果を発揮します。
そのため、投薬後すぐのシャンプーは薬の成分を洗い流してしまい、十分な効果が得られない可能性があります。
薬の種類にもよりますが、基本的には投薬してから2〜3日間はシャンプーを控えてください。
Q.子犬・子猫の寄生虫予防はいつから始めるべきですか?
A.子犬や子猫は母親から寄生虫をもらっている可能性もあるため、早期の予防が大切です。一般的には、生後6〜8週齢頃から予防を始めることができます。
Q.ノミやマダニの予防はいつからいつまで続ければいいですか?
A.一般的には「一年中(通年)予防」が推奨されます。
ノミやマダニは暖かい時期だけでなく、室内や寒い季節でも生存・繁殖するため、季節に関係なく毎月の予防を継続することが大切です。
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