吐き、下痢

【中毒】食べ物だけじゃない!植物の中毒にも要注意

人間は大丈夫でも動物が食べると中毒になってしまうものがあります。 

主にチョコレート、ガムやキャンディーなどのキシリトール、タマネギ、ブドウやレーズンなど

症状は主に嘔吐や下痢などの消化器症状

けいれんなどの神経症状や呼吸器症状などがおこるものもあります。

命に関わるかもしれない症状もあるのでかなり注意が必要です。 

そして中毒は食べ物だけではありません!

身近な植物も中毒になってしまう可能性があります。 

散歩コースやお庭にある花やおうちにある観葉植物

身近なところにある植物には毒があるかもしれません。

室内によくある植物 

アイビー

ポインセチア

ポトス

アロエ

など 

散歩コースや庭によくある植物

特にユリ科の植物注意 

ユリ

チューリップ

アジサイ

スイセン

スズラン

ヒガンバナ

シクラメン

など 

誰もがよく知っているものや聞いたことがあるものも多く、他にもたくさんあり名前をあげればきりがないほどです。 

症状は食べ物と同じく様々。とても危険です。 

当院にもトケイソウという花を食べてしまったわんちゃんが緊急来院しました。

嘔吐下痢の症状があり、よだれを流し意識も混濁していました。

すぐに血液検査と超音波の検査をし、その後点滴治療を開始しました。点滴を流しはじめて心拍や血圧が徐々に安定し回復がみられました。

そのあとおうちでは中毒物質を吸着させるため、活性炭という炭製剤を投与、数日間点滴通院し改善がみられました。

植物の毒の多くはアルカロイドという天然の有機化合物。

このアルカロイドは、植物が動物に食べられないよう、自分を守るために毒を持っています。『トケイソウ』もアルカロイド系の毒草。 

個体差や、摂取量によることもありますが

すべてのわんちゃんねこちゃんに注意が必要な中毒。

人間が気を付けていてもいつどこでなにを食べているかわかりません。

ものによっては症状が出るのが遅くなり気付かない場合もあります。特に持病がある子は病気の再発や悪化があるかもしれません。とても注意が必要です。

もしかしたら食べてしまったかも…そう思ったらすぐに動物病院へ連絡してください。

渋谷、恵比寿、代官山の動物病院
HALU動物病院
03-6712-7299

担当獣医師

内科・眼科

宮本 (ミヤモト)

動物たちからたくさんのことを感じ取り、からだへの負担をできる限り少なくすること、ご家族さまとのコミュニケーションの中で治療方針をご一緒に考えていくことを大切にしています。

内科・画像診断科

岩木 (イワキ)

多くの選択肢をわかりやすくオーナー様に提供でき、大切な家族の一員である子たちにとって最適な治療計画を一緒に見つけられる存在であるために、寄り添える獣医師を目指しています。

内科・歯科

平石 (ヒライシ)

大学卒業後、各地の動物病院で小動物臨床に携わってまいりました。
ホームドクターとして、こどもの時代から老齢期までその子その子にあった予防や治療を丁寧に行うことを信条にしております。

循環器科・軟部外科

游 (ユウ)HALU動物病院 院長

「たとえ病気になったとしてもその中で一番幸せに暮らせるように」
患者さん、家族、獣医師間の密なコミュニケーションを大切にしています。

内科・脳神経科

浅田 (アサダ)獣医学博士

てんかんを中心とした神経疾患とその治療について研究をしました。現在も研究生として大学院および大学病院において研修を行っております。

内科・鍼治療

永田 (ナガタ)

病気と向き合う中でどうしたら現状を良くしていけるのか、プラスになりそうな 事をひとつひとつ考えながら、より良い時間を過ごせるようなお手伝いができたらと思っています。 些細なことでも、気軽にご相談ください。

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