乾燥

【皮膚の乾燥】ワンちゃんの皮膚の保湿ケア、冬は乾燥の季節です

特に寒い今の時期、人と同様ワンちゃんも皮膚は乾燥します。

特に冬場の暖房器具には要注意です。

また、普段食べているごはんの栄養バランスも皮膚に影響します。

そんなデリケートなワンちゃんの皮膚が乾燥しないための保湿についてお伝えします。

≪皮膚の汚れを落とす≫

まずは衛生面から、皮膚の汚れを落とします。

定期的にシャンプーをし皮膚の清潔を保つことが大切です。

人と同様まずはしっかり身体全体を濡らします。(冷水、熱湯×、ぬるま湯〇)

表面の毛だけではなく、しっかり毛の内部、足先など全体を濡らします。

使用するシャンプーは、当院でも薬用や保湿のシャンプーを取り扱っておりますので

診察に来ていただき、皮膚の状態を一度見てみてから決めてもいいと思います。シャンプーの種類によって使い方も変わってきます。

《洗い流し》

そしてとても大事なのは洗い後の洗い流しです。

皮膚に泡が残っているまま乾かしてしまい、それが痒みや皮膚炎などを拭き起こしてしまうかもしれません。

シャンプーの時間以上に洗い流し、泡が残らないように気を付けましょう。

その後、保湿剤にて保湿をします。ここでの保湿もとても大事です。

《保湿》

保湿剤に使われているセラミドという成分は人間の化粧水にも使用されていて肌に弾力、張り、保湿力を与えてくれます。

ワンちゃんに使用する保湿剤にもよくセラミドが入っています。

保湿後、タオルドライし水気を十分とったあとドライヤーで乾かしていきます。

またシャンプー時以外でも使用できる保湿剤があります。

泡タイプの同じくセラミドが含まれているものや、ヘパリン類似物質を使用しているローションなど。

注意!

実はシャンプーのし過ぎも肌にはよくありません。適度な頻度で行うことが大切です。

かゆみや皮膚疾患があるワンちゃんは一度診察に来て使用するシャンプーや薬などを聞いてみるのもいいと思います。

シャンプーや保湿剤など当院にもありますので気になる事がありましたらご相談下さい。

渋谷、恵比寿、代官山の動物病院(年中無休、年末年始も診察している動物病院)
HALU代官山動物病院
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担当獣医師

皮膚科

成田 (ナリタ)日本獣医皮膚科学会・皮膚科認定医

飼い主さまとのコミュニケーションを大事にし、日常生活における食事や習慣、スキンケアまでを一緒に考え、治療に取り組んでいきます。

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