年に1度のワクチン接種で防げる病気が多くあり、また人間にうつることも予防できます。大切な家族を感染症から守り、いつまでも元気で一緒にいられるように接種を忘れないようにしましょう。
現在、日本で義務づけられている狂犬病ワクチンの接種率は約49%と半数ほどなのに対し、混合ワクチンの接種率は約28%と4匹に1匹しか予防されていないことになります。(アメリカの接種率は84%)
感染している動物と接触することになるかもしれない日本だからこそ、きちんと予防をしておいたほうがいいでしょう。
・犬ジステンパー
高熱、目ヤニ、鼻水が出て元気がなくなり嘔吐や下痢をする。病気が進むと神経系のマヒなど後遺症が残る場合がある。死亡率が高い。
感染原因:感染した犬の鼻汁、唾液、尿へ接触や飛沫などの感染
・犬パルボウイルス
激しい嘔吐、下痢を起こし、食欲がなくなり、急激に衰弱する。重症化すると脱水症状が進み、短時間で死亡することもある。感染力が高く、死亡率が高い。
感染原因:感染した犬の便や嘔吐物などを舐めたり触れたりすることで感染。 感染した犬が使った食器の使い回し、人間が感染した犬を触った手で他の犬を触ることでも感染
・犬コロナウイルス
成犬に感染しても、その多くは症状が現れない。現れたとしても、軽い下痢や食欲の低下、嘔吐といった胃腸炎の症状が見られる程度となる。しかし、同時に犬パルボウイルスや腸炎を起こす他の細菌などに感染した場合、症状が重くなり、死亡することもある。
感染原因:感染した犬の便を食べたときに感染
・犬レプトスピラ
人にも感染する人獣共通感染症で届出伝染病に指定されている。発熱、嘔吐、嘔吐、歯肉からの出血がみられるイクテロヘモラジー型。発熱、筋肉痛、脱水症状などが現れ、尿毒症になり、2~3日以内に死亡することがあるカニコーラ型。一般的に腎疾患や肝疾患を伴うグリッポチフォーサ型やポモナ型。の4種に分けられる。平成26年までにレプトスピラ感染症届出数ランキングでは東京都は第7位に入っている。(千葉県6位、茨城県13位、埼玉県20位、神奈川県23位)
感染原因:感染した犬やネズミの尿により感染
・犬伝染性肝炎
発熱、腹痛、嘔吐、下痢、目が白く濁るなどの症状があらわれる。生後1年未満の子犬が感染すると、まったく症状を示すことなく突然死することがある。
感染原因:感染した犬の便や尿、唾液を経口、経鼻で触れることにより感染
・犬アデノウイルス2型
発熱、食欲不振、クシャミ、鼻水、短く乾いた咳がみられ肺炎を起こすことがある。ほかのウイルスとの混合感染により症状が重くなり、死亡率が上がる呼吸器病。
感染原因:感染した犬の便や尿、唾液など経口、経鼻で触れることにより感染。飛沫感染もあり。
・犬パラインフルエンザウイルス
風邪症状がみられ、混合感染や二次感染がおこると重症化し死亡することがある。特にアデノウイルス2型やボルデテラ・ブロンキセプチカなどとの混合感染はケンネルコフと呼ばれる。伝染性が非常に強い病気。
感染原因:感染した犬の咳やクシャミなどの飛沫感染。
その子やご家族の生活スタイルや環境によってワクチンの種類が異なってきます。
詳細は獣医師までお尋ねください。
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