フィラリア、ノミ、ダニ

【猫のフィラリア症】猫もフィラリア症にかかるの!?

犬の病気として知られているフィラリア症ですが、実は猫もフィラリア(犬糸状虫)に感染します。犬の感染と同じようにフィラリアの幼虫を吸血した蚊に刺されることによって猫の体内に侵入します
猫は犬と比べてフィラリアの寄生数が少なく、多くの場合で症状が見えにくいため検査などによる診断が非常に難しく発見が困難な病気です。
そして恐ろしいのは、猫では症状が現れたときにはすでに体は危険な状態にあり命に関わることが多く、その場合は突然死となってしまうこともあります。

最近の調査報告では、フィラリアにかかっている猫は意外と多く、室内だけで生活している家猫でも感染していることがわかってきています。
つまり環境中に蚊がいるところで生活している猫は、お外の猫ちゃんも室内飼いの猫ちゃんもフィラリア症のリスクがあるということになります。

どうやって感染してしまうの?

蚊が犬の血を吸うときに、フィラリアの幼虫(ミクロフィラリア)が体内に入り感染します。体内に入った幼虫はやがて体内で成長し続けて成虫になり、主に心臓に寄生します。

基本的には犬にフィラリア感染が認められる地域では、猫へも感染すると考えられています。同じように、猫の血を吸う時にフィラリアの幼虫が体内に入り感染が成立します。

感染直後〜数ヶ月は筋肉や脂肪で成長を続け、この期間であれば予防薬で駆虫できます。

カラーをしている猫

猫のフィラリア症の症状は??

はっきりした症状が出ないこともあり、いつもと違う体調の変化が出た場合は注意が必要です。猫のフィラリア症は犬と違い「肺の病気」とも言われています。
主な症状としては咳、苦しそうな呼吸、吐き気、食欲不振、体重減少が比較的多くみられますが、症状は猫ちゃんによってさまざまです。

一見健康な猫でもフィラリア症にかかった猫ちゃんは、肺や心臓へのダメージが大きく突然ショック状態に陥り死亡することもあります。

猫がかかると命の危険がある怖い病気のひとつとされています。

大切な愛猫がフィラリア症にかからないためには・・・??

何より予防が一番大切です。

猫専用のフィラリア症予防薬を毎月1回投与することで、フィラリア症から守ってあげることができます。
蚊がいつ、どこで愛猫を狙っているのかわかりません。

外出する猫ちゃんはもちろん、室内にいる猫ちゃんも、家の中の蚊の対策だけでなくきちんと病院から処方された予防薬で感染症から守ってあげましょう。

予防に際しては獣医師の指示に従い必要な期間、投薬を続けることがとても大切です。

当院にも、フィラリア症の他、ノミマダニ、お腹の虫下しの予防が同時に出来る塗るタイプのお薬を準備しております。

大切な猫ちゃんを怖い感染症から守ってあげられるのは飼い主様です。

室内飼いでも油断せずに、しっかり予防してあげましょう。

また病院が苦手な猫ちゃんには、猫の診療所がおすすめです。静かな猫だけの空間で落ち着いて診察が出来ると好評いただいております。是非一度ご来院ください🐈‍⬛

渋谷、恵比寿、代官山の動物病院(年中無休、年末年始も診察している動物病院)
HALU代官山動物病院
03-6712-7299

担当獣医師

内科・循環器科・軟部外科

游 (ユウ)HALU代官山動物病院 院長

「たとえ病気になったとしてもその中で一番幸せに暮らせるように」
患者さん、家族、獣医師間の密なコミュニケーションを大切にしています。

内科・眼科

宮本 (ミヤモト)

動物たちからたくさんのことを感じ取り、からだへの負担をできる限り少なくすること、ご家族さまとのコミュニケーションの中で治療方針をご一緒に考えていくことを大切にしています。

内科・画像診断科

岩木 (イワキ)

多くの選択肢をわかりやすくオーナー様に提供でき、大切な家族の一員である子たちにとって最適な治療計画を一緒に見つけられる存在であるために、寄り添える獣医師を目指しています。

内科・脳神経科

浅田 (アサダ)獣医学博士

てんかんを中心とした神経疾患とその治療について研究をしました。現在も研究生として大学院および大学病院において研修を行っております。

内科・鍼治療

永田 (ナガタ)

病気と向き合う中でどうしたら現状を良くしていけるのか、プラスになりそうな 事をひとつひとつ考えながら、より良い時間を過ごせるようなお手伝いができたらと思っています。 些細なことでも、気軽にご相談ください。

循環器科・内科・軟部外科

湯沢 (ユザワ)

動物は、家族にとってかけがえのない存在です。 愛おしくもたくましい彼らの人生が、長く幸せで楽しい時間であるためのサポートをすること!をモットーにしています。

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